薬剤師の転職お役立ちコラム COLUMN
2020/08/25
薬剤師の転職は志望動機が重要|押さえるべき3つのポイント
薬剤師は基本的に需要の高い仕事ですが、必ずしも良い求人のみとは限りません。
自分にとって働きやすい職場へ就職するために、好待遇で人気が高い求人を中心に応募することが重要です。
人気の求人に応募する以上、面接官に好印象を与えるためには、履歴書や職務経歴書などの書き方も軽視できません。
要点をわかりやすく、具体性のある伝え方を意識しましょう。
この記事では転職や就職を目指す薬剤師に向けて、最も難関となりやすい志望動機を書くときのポイントについて紹介します。
1.志望動機を書くときに押さえておきたいポイント
履歴書の記入や面接シーンで多くの人を悩ますものが、志望動機ではないでしょうか。
たとえば待遇の良さや給料の高さに惹かれて応募した場合、正直に答えるわけにはいきません。
しかし、一見難しいと思える志望動機も、実は3つのポイントを押さえることで悩まずに内容をまとめられます。重要な3つのポイントは、次のとおりです。
1-1.転職理由はネガティブな内容を避ける
転職の場合、志望動機や面接の場で転職理由を明かす可能性は高いでしょう。
実際の理由に関わらず、答えるときはポジティブな内容に置き換えることが大切です。
人間関係や待遇など、ネガティブな理由で転職をする人は少なくありません。
しかし正直に答えてしまうと面接官に悪いイメージを持たれ、「短期間で辞めるのでは」と思われます。
たとえば上司との関係を理由に転職した場合は、「より活発に意見交換できる職場で働きたいと思った」など、前向きに聞こえるよう答え方を工夫しましょう。
1-2.文章はなるべく多く書く
志望動機や自己PRの記入欄は、なるべく多くの文を書き込むよう意識してください。
余白が多ければ、以下のような悪い印象につながりかねません。
- やる気がないと思われる
- 待遇のみ見て応募していると疑われる
- 求める人物像に近いかどうかわからない
応募者が殺到する人気求人の場合、採用担当者は最初の書類審査で、落とす理由を探しながら履歴書を見ます。志望動機や自己PR欄に余白が多ければ、熱意が感じられないため、落とされる可能性が高まります。
募集元の求める人物像に少しでも当てはまるよう、志望動機はできる限り多くの文章を書いてアピールしましょう。
1-3.NGな志望動機は避ける
志望動機は、就職サイトに掲載されているかのような典型的な内容を避けましょう。
余白が多い志望動機欄と同じく、やる気が感じられなければマイナスイメージにつながるためです。
また、具体性のない志望動機もNGです。たとえば「経営理念に共感しました」のみでは、経営理念のどこに共感したのかわからず、心にもないことを書いていると思われます。
なぜそのように思ったのか、具体的なエピソードを絡めて志望動機の体裁に整えましょう。
2.志望動機の書き方とは?
前述した3つのポイントを意識することで、履歴書を読み込まれることなく書類審査で落とされる可能性は低くなります。
しかし、本格的に採用や面接へつなげるためには、志望動機の正しい書き方を把握しなければなりません。
志望動機は、面接官に伝わりやすい内容を心がけましょう。
ここからは、志望動機を書くときの基本的なルールを紹介します。
2-1.自分の能力をアピールする
まずは自分自身の能力を積極的にアピールします。
薬剤師の資格は求人に応募する全員が保有しているため、調剤業務の経験などその他の能力で差を付けなければなりません。
ドラッグストアや調剤薬局など接客業務が含まれる職場の場合、コミュニケーション能力が高い人材は重宝されます。
さらにチームプレーが基本の医療現場では、各スタッフと自然に協力し合える人間性や決断力・行動力が必要です。
このように、採用担当者が魅力的だと感じてくれる部分を重点的にアピールしましょう。
2-2.これまでの経験をまとめる
転職の場合、前職で培ってきた経験も重視されます。
経験について書くときは、淡々と情報のみを書かず、身に付いたと感じる具体的な理由も加えることが大切です。
具体的なエピソードとともにまとめることで、内容に厚みとオリジナリティが出ます。
新卒の人材と異なり、ある程度の即戦力を求められるため、これまでに経験したことの中で転職先でも活かせるものをアピールしましょう。
2-3.どう貢献できるのか伝える
内定を貰えた場合、自分自身の能力や経験がどのように貢献できるのかも盛り込むべきポイントです。
募集元は自社にとってプラスとなる人材を求めているため、自分自身で明確なビジョンを描けていることも評価基準となります。
新卒と同じように指示のみに従う人材を、あえて転職者の中から選ぶ必要はないためです。
採用された後の自分自身を想像し、どのような場面で活躍できるのかを志望動機や自己PRに盛り込みましょう。
経験や能力に絡めて書くと、よりオリジナリティあふれる文章が完成します。
「自分らしい方法で貢献しようとする気持ち」が伝わる内容を意識してください。
3.面接官に響く志望動機の例文を紹介
薬剤師の転職で面接官の興味を引く志望動機について、2つのシチュエーション別に例文を紹介します。
自分自身がアピールしたいポイントに置き換えて、オリジナルの文章を作成しましょう。
〇例文1:募集元に関連のある経験をアピールする場合
「私は前職のドラッグストアで、併設する調剤薬局にて勤務しておりました。
高齢者の患者様から日常生活の悩みを相談される機会が多く、アドバイスした方が後日「調子が良くなった」とお礼を言いに来てくださることが何度もありました。
私自身、処方薬をお渡しする方法以外でも高齢者の方をサポートできる仕事に喜びを感じております。
そのため、薬物療法以外の方法も交えて心身をケアする考えを実践されている貴院で経験を積みたいと思い、志望しました。」
上記は、介護保険施設への転職を考えている薬剤師の例です。
高齢者から相談されやすい人柄であることと、的確なアドバイスで相手に喜ばれていることを、具体的な経験談によってアピールしています。
〇例文2:自分自身の能力とキャリアプランを伝える場合
「私は将来、小児科医療を子供向けの服薬指導で支えていける薬剤師になりたいと考えています。
前職の調剤薬局は、小児科や耳鼻咽喉科が近隣に複数あったため、訪れる患者様は親子連れが大半を占めるところでした。
お子様に薬を飲ませるコツをアドバイスしたり、診療で泣いてしまったお子様をあやしたりすることが多く、コミュニケーションの取り方には自信があります。
小児科医療に力を入れている貴院に縁があって採用いただいたときは、お子様の病気で不安になっている保護者の方やお子様に安心してもらえるよう頑張ります」
自分自身が将来なりたい像を描き、関連するエピソードと絡めて志望動機をアピールする方法もおすすめです。
熱意を伝えたいときは、応募企業・医療機関に関係する具体的なキャリアプランを盛り込みましょう。
4.薬剤師の求人はファーネットキャリアで
志望動機の作成に迷ったときは、専門家の協力を得ると安心です。
薬剤師求人に特化した「ファーネットキャリア」では、無料会員登録でコーディネーターによる転職サポートが受けられます。
ファーネットキャリアの魅力 |
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たとえば、上記のように面接や履歴書で伝えきれなかった応募者の魅力を、オリジナルの資料を作成して募集元へ伝えてくれます。
入念な面談により個人の事情を理解したうえで求人紹介や資料作成を行うため、好条件の求人が見つかることも大きなメリットです。
面接時はコーディネーターが同行してくれることで安心でき、交渉代行によって募集時以上の好条件で就職できるケースもあります。
自分自身で上手にアピールできないときは、ファーネットキャリアのプロの目で分析してもらいましょう。
まとめ
薬剤師の転職や就職も、他の仕事と同様に履歴書の志望動機欄でつまずく方は多いものです。
テンプレートな印象を持たれるような内容を避け、要点をわかりやすく、具体性のある文章を書かなければなりません。
同じ内容を書く場合も、伝え方ひとつで印象は大きく左右されます。
ここまで紹介した志望動機の書き方のポイントを参考に、まずは一度自力で志望動機の作成にチャレンジしましょう。
難しい場合は、担当コーディネーターがサポートしてくれるファーネットキャリアの会員サービスの活用をおすすめします。
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