薬剤師の転職お役立ちコラム COLUMN

2021/05/14

薬剤師を辞めたいと思うときによくある理由|取るべき3つの行動とは

薬剤師は一般的な職業と比べて収入が高く、よいイメージを持たれがちです。しかし、実際は人間関係のトラブルや仕事のプレッシャーなど、さまざまな苦労があります。

薬剤師の中には、仕事がつらく転職するべきか迷っている人もいるでしょう。自身の悩みを俯瞰して正しい判断をするためには、他の薬剤師の傾向を把握することが大切です。

今回は、薬剤師が辞めたいと思う主な理由と、悩んだときに取るべき行動について解説します。薬剤師に人気の転職先も紹介するため、退職を考えている薬剤師は参考にしてください。

1.薬剤師が辞めたいと思う理由4選

薬剤師が辞めたいと思う理由はさまざまあるものの、基本的には共通していることが多くあります。自身の悩みが一般的な傾向と合致するほど、解決策は見つけやすくなるでしょう。

ここでは、薬剤師が辞めたいと思う主な理由を4つ紹介します。自身の考えと他の薬剤師の考えが一致するかどうか、気になる人は参考にしてください。

1-1.人間関係がうまくいかないため

人間関係が原因で辞めたいと思う薬剤師は多くいます。調剤薬局は一般企業と比べて、少ない人数で構成されることが特徴です。職場が狭く、上司や同僚と一日中顔を合わせるため、人間関係のトラブルが起きやすい環境となっています。

意見ができる環境であれば、トラブルが生じた際も解決しやすくなりますが、そういった環境は珍しいでしょう。自身が上司になり、部下への立ち振る舞いで悩んでしまうケースもあります。人間関係のトラブルは仕事に影響を及ぼすため、できる範囲での対策が必要です。

1-2.給料が低いため

給料の低さを理由に、薬剤師を辞めたいと考えている人も少なくありません。新卒採用された薬剤師と中途採用された薬剤師では、年収が異なることがよくあります。同じ職場において給料格差が生じていれば、不平不満が出ることも珍しくありません。

また、大手の調剤薬局よりも、地域の中小調剤薬局のほうが給料が高いケースもあります。何らかのきっかけで待遇の違いを知った場合、ショックを受けることもあるでしょう。

勤続年数が増えるほど、生涯稼げる金額には差が生じます。現在の職場で昇給が見込めない人は、他の職場が魅力的に感じることも少なくありません。

1-3.仕事におけるプレッシャーが大きいため

薬剤師の業務は人命にかかわるため、大きなプレッシャーがついてまわります。薬剤師が感じるプレッシャーの例は、下記のとおりです。

  • 薬を渡しまちがえていないか
  • 服薬指導に誤りはないか
  • 禁忌の併用薬を処方していないか

調剤過誤は健康被害を引き起こす恐れがあり、深刻な場合は刑事処罰の対象になりかねません。小さなミスも許されない状況に、精神的なストレスを感じている人は多くいます。失敗をきっかけに仕事への意欲を失ってしまうケースもあります。

人員に余裕がない調剤薬局はダブルチェックの精度が低く、人的ミスが起きやすい傾向です。人的ミスの多い職場で働いている場合、過度なプレッシャーや不安感により心が折れてしまうこともあるでしょう。

1-4.労働時間が長いため

労働時間が長いことも、薬剤師が辞めたいと思う理由の一つです。薬局業界は全国的に人手不足の状況であり、多くの職場で長時間労働が慢性的となっています。少人数で回している薬剤で退職者が出ると、さらに過重労働となることは避けられません。

薬剤師の中には、月100時間近くの残業をしているケースもあります。また、たまった薬歴を業務時間外に書いている人も珍しくありません。ブラックな職場で働く薬剤師は、プライベートの時間を確保することも困難であり、ワークライフバランスとは無縁の状態です。

2.薬剤師が辞めたいと思ったときに取るべき行動

一時的な感情で仕事を辞めた結果、後悔につながるケースは多くあります。薬剤師が辞めたいと思ったときは、まず以下の行動を取るようにしましょう。

○自身のキャリア・人生設計をよく考える

なぜ薬剤師を辞めたいのか、今後どうしていきたいのかなど、キャリアや人生設計について深く考えることが重要です。ただ辞めるだけでは印象が悪くなり、転職理由としても不十分といえます。

どのような仕事でも、明確な目標を持たずに働き続けることは難しく、薬剤師に戻るにしてもブランクになることは確実です。失敗を避けるためには、キャリアプランを明確にしたうえで行動する必要があります。

○現在の職場でできる範囲の努力をする

現状の範囲でできる努力を行うだけでも、悩みが解決できることはあります。人間関係を改善するために、自身が歩み寄ることは有効な手段です。忙しい職場でも協力体制が築ければ、個々の負担は確実に軽減されます。

職場での評価が低く感じる場合は、ミスを防ぐための工夫をする、率先して仕事をするなど、意識して行動を変えましょう。チェーン展開している調剤薬局であれば、異動願を出すことも一つの方法です。現状できる手を尽くすことが重要であり、転職要否の判断はそれからでも遅くはありません。

○職場を変える

努力をしても悩みが改善されないときは、職場を変えてみることがおすすめです。「環境が変わっただけで、驚くほど働きやすくなった」というケースは多々あります。信頼できる上司のもとであれば、より頑張ろうとひたむきになれるでしょう。

また、仕事の振り分けが適切にされている職場では、時間的な余裕があることも魅力です。

3.薬剤師に人気の転職先とは

薬剤師として転職する際、とくに人気がある転職先は「ドラッグストア」と「企業」の2つです。ドラッグストアの種類と主な業務内容は、下記のとおりです。

種類 主な業務内容
OTC店 OTC医薬品の説明や販売、日用品や生活雑貨の品出し・陳列・レジ打ちなど
調剤併設店 調剤業務全般、服薬指導、OTC医薬品の説明
調剤単独店 調剤業務全般・服薬指導

上記のうち、OTC店は人気が高くなっています。調剤薬局とは異なり幅広い業務をこなすため、仕事がマンネリ化しにくいことが主な理由です。

企業で働く場合の職種と主な業務内容は、下記のとおりです。

種類 主な業務内容
企業管理薬剤師 自社薬の管理全般、行政対応
臨床開発モニター 臨床開発試験の進行・進捗管理
医薬情報担当者 医師や薬剤師に向けた自社薬の情報提供
ドラッグインフォメーション 自社薬に関する問い合わせ対応業務
治験コーディネーター 臨床試験の進行補助、被験者対応

製薬会社を中心に、薬剤師はさまざまな企業で活躍することが可能です。調剤薬局や病院関係と比べて給料水準が高い傾向にあり、外資系企業では年収が1,000万円を超えるケースもあります。

3-1.薬剤師の転職は「ファーネットキャリア」がおすすめ

薬剤師が転職活動を行う場合は、薬剤師の求人情報を専門で扱っている「ファーネットキャリア」がおすすめです。ファーネットキャリアの魅力は下記のとおりです。

  • 好きな時間・場所で転職の相談が可能
  • 充実したサポート体制
  • 豊富な求人情報数

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※2020年4月時点

ファーネットキャリアが提供するサービスはいずれも無料です。薬剤師として転職を考えている人は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

薬剤師が辞めたいと思う主な理由として、人間関係や給料面、仕事のプレッシャー、労働時間の長さなどが挙げられます。

悩みは個々により異なるものの、衝動的に退職することは得策ではありません。自身のキャリアや人生設計をよく考えたうえで、現在の職場でできる努力をしてみましょう。悩みが解消されないときは、職場を変えることが有効です。

薬剤師に人気の転職先は、ドラッグストアと企業の2つがあります。転職活動を始める際は、ぜひファーネットキャリアをご利用ください。

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