コーディネーターレポート REPORT
長崎県NAGASAKI
長崎県長崎市の婦人科門前で働く男性薬剤師の転職支援
一口に薬局薬剤師といっても、扱う科目が変われば注意すべき点も異なります。また同じ科目だったとしても患者さんの症状・状態に応じて対応を変えなければなりません。患者さんとのコミュニケーションの取り方に悩みを抱える薬剤師さんは非常に多いように感じます。
弊社ファーネットキャリアは薬剤師専門の転職エージェントですが、転職支援の他に薬剤師のスキルアップセミナーを開催しています。その中に服薬指導に関するセミナーもあり、毎回たくさんの薬剤師さんに参加して頂いてます。
ただ、セミナーや実践で経験を積んでも解決が難しいケースがあります。過去に、長崎県長崎市の調剤薬局に新卒で入社した20代男性薬剤師さんから相談を頂いたことがあります。就業3ヶ月で婦人科の門前店舗へ配属され、在宅対応や一人薬剤師にも応じなければならない環境から、広く外来調剤を学べる同じ長崎市の調剤薬局への転職をサポートさせて頂きました。
新卒で婦人科の門前店舗へ配属
この薬剤師さんは中学校のころから薬剤師に憧れを抱いていました。高校での得意科目は化学とのことで、本格的に理系の道へ進み、薬剤師になるビジョンをより明確なものにされたそうです。そのまま福岡県にある薬科大学をストレートで卒業され、地元九州に貢献したいという思いから、九州の大手薬局チェーンに就職をされました。
無事に3ヶ月の新入社員研修を終えて配属されたのは、長崎県長崎市の婦人科門前にある店舗でした。最初は婦人科門前と聞いても「女性の患者さんが多いんだろうな」という程度にしか考えていなかったそうです。
しかし、働き始めてみるとデリケートな悩みを持つ患者さんばかりで対応が非常に難しく、また男性薬剤師による服薬指導に嫌な顔をされること多かったと話してくれました。さらに指導してくれる管理薬剤師はパート勤務だったので、午後からは一人ですべて対応をしていました。
施設と個人宅の在宅業務もあったため、終業が深夜近くになることも多く、それでも終わらなかった業務は休日出勤をしてカバーするという日々だったそうです。精神的にもかなり参っていたそうですが、「自分が辞めると患者さんにも会社にも迷惑がかかる」という思いが強く、辛抱強く勤務を続けていらっしゃいました。
しかし、入社から1年が経とうとしていたころ、仕事に行こうにもベッドから立ち上がることができず、欠勤してしまいました。その欠勤がきっかけとなり、自分のワークライフバランスを整えるため退職することを決意されたそうです。その後、インターネット検索で弊社ファーネットキャリアのことを知り、問い合わせをくださいました。
転職活動スタート
薬剤師さんのご希望をヒアリングするために長崎県にある自宅近くのカフェで待ち合わせをして、これまでの経緯を伺いました。最初、とても暗い雰囲気で現在の状況を話していたのですが、趣味について伺うと人が変わったように明るくフットサルを楽しんでいると教えてくれました。
それを見て、「本来の明るい性格が特殊な科目を扱うデリケートな環境によって抑圧されているのだな」と感じました。気づくと2時間近く話し込んでしまいましたが、以下のようなご希望を伺うことができました。
- ・長崎県長崎市の自宅から車通勤で1時間以内であること
- ・残業があまりないこと(薬剤師会の勉強会へ参加するため)
- ・内科系の処方を扱えること
この薬剤師さんは、勉強したいという意欲が非常に高く、薬剤師会の研修・勉強会には積極的に参加をされていました。ただ、1年目で給与も少なく、夜遅くまで勤務をしていたので、薬剤師会に所属するメリットをほとんど享受できていませんでした。
薬剤師会ごとに会費を支払うのも少し負担と感じていらっしゃるようでしたので、新しく提案する薬局では「薬剤師会の費用を会社で負担してくれるかどうか」も併せて確認することにしました。
求人のリサーチを開始すると、すぐに10件近いの求人が見つかりました。薬剤師さんに求人内容を確認してもらい、以下の2つの薬局に面接に行くことになりました。
- ①全国規模の薬局
薬剤師会の費用負担はなし。認定薬剤師研修のe-ラーニング受講費用を全額会社負担 - ②長崎県に展開する中規模薬局
薬剤師会の費用を全額会社負担
早速、面接のセッティングをして、当日の面接には私も同行をさせて頂きました。薬局の採用担当者と面接を行い、店舗の見学もさせてもらいました。そのときは患者さんのいる時間帯だったのですが、邪魔にならないように注意しながら調剤室の中まで見せてもらいました。
2つの薬局で面接が終わり、薬剤師さんに2つの薬局の印象を聞いてみると、「どちらの薬局も総合病院の門前でいろいろな処方を見ることができそうだと思いました。ただ、①の薬局の方が家から近いし、薬剤師会の勉強会が開催されることの多いホテルからも行きやすいです。認定薬剤師取得の支援があるのも非常にありがたいので、私の気持ちとしては①の薬局にお世話になりたいです」と返事をくれました。
後日、①の薬局からも正式に採用の返事をもらい、雇用条件通知書(詳細な雇用条件を記載した書類)を薬剤師さんに確認してもらいました。その後、退職まで1ヶ月の猶予期間をもらい、無事に入社して頂きました。
入職後のアフターフォロー
転職してから3ヶ月が経った頃に、新しい職場の様子を伺うと、「仕事が終わる時間は早くなったんですけど、科目が多いので勉強することが多くて大変です。でも、前職と違って気持ちのよい疲労感でぐっすり眠れますし、休日出勤もないので趣味のフットサルまで楽しんでます」と満足していらっしゃる様子でした。
薬剤師さんによって科目の得手不得手があると思うのですが、一度苦手意識を持ってしまうと改善するには相当な努力が必要です。今回は婦人科門前で男性薬剤師さんが働くことによって生じた苦手意識でしたが、そのような状況では仕事に対する熱意も薄れてしまい、無駄な時間をダラダラと過ごしてしまいます。
もし、そのような悩みをお持ちの薬剤師さんがいらっしゃいましたら、弊社ファーネットキャリアまで問い合わせください。前向きに仕事ができる環境を薬剤師さんが納得してくださるまでトコトン探させていだたきます。
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