コーディネーターレポート REPORT

神奈川県KANAGAWA

神奈川県横浜市の製薬企業から川崎市の調剤薬局へ転職支援

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弊社ファーネットキャリアは薬剤師専門の転職エージェントですが、さまざまなバックグラウンドを抱えた薬剤師さんから相談を頂きます。ときどき製薬企業で勤務する薬剤師さんから、薬局(または病院)への転職希望を頂くことがあります。

今回、ご相談を頂いたのは神奈川県横浜市にお住いの20代男性薬剤師さんでした。新卒で入社した製薬企業でOTC医薬品の製品開発(特に有効性評価の分野)で仕事をしていらっしゃいました。

学生時代から医薬品研究に興味があったことに加えて、開発職では患者さんの声を直接聞くことができないことに悩んでいらっしゃいました。そこで、今回、臨床の道へと進むために一念発起されて薬局へと転職を決意されたとのことで、製薬企業から神奈川県川崎市の薬局への転職を手伝いさせて頂いたときのエピソードです。

製薬企業を目指して就職活動

大阪の薬科大学に入学されて、就職活動をするさいは製薬企業の研究職に就職することを目標にされていたそうです。特に医療用医薬品の分野に興味を持っていらっしゃいましたが、志望していた企業の選考に漏れてしまいました。それで志望度は低かったのですが内定をもらっていた神奈川県横浜市にあるOTC医薬品の製薬企業へ就職を決めたそうです。

志望度が低かったとはいえ、研究職に対するモチベーションは高く、「慢性疾患に悩む方々が長期に使えて副作用のない薬を開発したい」という信念を胸に仕事に励まれました。

次第に任される仕事も増えてきて、研究開発だけでなく申請業務にまで仕事の範囲が広がり、それに比例して仕事に対する熱も上がっていました。しかし、ふとした瞬間に「研究室にこもっているだけで患者さんの声を聞いたことがない。本当に自分のしていることは役に立っているのか」と自問するようになったそうです。

「患者さんと直に触れ合いたい」という気持ちが芽生えてからは、自分の将来についてアレコレと思案する機会が増えていきました。さらにもともと興味のあった医療用医薬品に携わらないままでいいのかという葛藤を抱えるようになったと話してくださいました。

調剤薬局への転職活動を開始

3年間勤務をしたタイミングで転職を決意されて、弊社ファーネットキャリアへ相談を頂きました。風邪をひいて医療機関を受診したとき、弊社が発行している薬剤師向けマガジン「ファーネットマガジン」を読んで問い合わせを下さったそうです。

弊社では薬剤師さんに求人を紹介する前に必ず、近くまでお伺いをしてお顔合わせの時間を頂いています。給与や希望エリアといった情報だけでなく、人柄やバックグラウンドなども含めてヒアリングを行うことでミスマッチを減らすことができるからです。

ただ、横浜では会社の人と鉢合わせになることを心配されていたので、休みの日に自宅近くの神奈川県川崎市のカフェまで伺うことになりました。雑談に花が咲いてしまい、気が付くと2時間経過していて驚いたのですが、最終的に以下のような希望をヒアリングできました。

群馬県高崎市の薬局での勤務は人員不足の解消にともない2年間で終わり、再び東京の店舗へ戻ることが決まりました。

  • ・公共交通機関をつかって1時間以内で通勤できること
  • ・複数科目を応需していて、服薬指導に力をいれていること
  • ・在宅医療など時代のニーズに機敏に対応していること

「すぐにでも現場に出ていきたい」と熱く語っていらっしゃったので、まだ若いのにしっかりと将来ことを見据えていると感じました。しかし、未経験であることを考慮すると入社時の研修がしっかりとしていて、在宅・服薬指導のノウハウがしっかりとある中規模以上の薬局が良いと判断しました。そのことを薬剤師さんに伝えたところ、納得してくださったのですぐに求人のリサーチを開始しました。

通勤可能なエリアが広く、年齢も若かったので非常にたくさんの薬局から面接の希望を頂きました。

その中からご希望に近いものを精査して以下の3つの求人案件を提案させて頂きました。

  • ①在宅専門店舗が近くにある全国規模の調剤薬局
  • ②全店舗で在宅に取り組んでいる神奈川の中規模薬局
  • ③関東に展開をする大手薬局

求人内容を確認頂いて②と③の薬局へ面接の希望を頂きました。①の薬局はわずかに全国転勤の可能性があったので避けたいとのことでした。

すぐに二つの薬局の面接をセッティングして、当日は面接に同行をさせて頂きました。そのとき、「初めての転職で調剤薬局も未経験なので店舗見学に行っても何を見たらいいかわからない」と不安を口にしていらっしゃいました。

そこで「調剤薬局は良くも悪くもずっと同じ空間で同じ人と仕事をしないといけません。現場スタッフさんとコミュニケーションをしっかりと取るようにしてください。それで違和感がないかという部分に注意すると良いですよ」とアドバイスをさせて頂きました。

面接は特に問題なく終わり、店舗見学ではアドバイスを意識されてか現場の薬剤師さんと積極的に話をされていらっしゃる印象を受けました。

店舗見学を終えて2つの薬局の印象を伺うと「在宅の取り組み関しては②の薬局のほうが充実していると感じたのですが、③の薬局のほうが多角的に経営していて業界の変化に敏感な感じがしました。それに現場のスタッフさんも③の薬局のほうが年齢も近く親近感を感じました。将来的なことを考えて③の薬局にお世話になろうと思います」とお返事を頂くことができました。

薬局での勤務をはじめて半年たったころに、この薬剤師さんが働いている店舗へ伺う機会がありました。ちょうど患者さんもいない時間だったので様子を聞いてみると、「スタッフの仲が良く、それがいい意味で仕事に活きています。それに処方した薬を飲んだ人の声を聞くことができ、薬剤師として患者さんへ何ができるのかを考えることにやりがいを感じます」と話してくれました。

希望する業界に入ることができても、実際に入職した後に自分の理想とのギャップに苦しむ人は多いです。「石の上にも3年」という言葉があるように3年勤務をすれば、それなりに経験を積むことはできます。しかし、何も考えずに3年勤めればよいというものでもありません。

漠然と3年間勤めるくらいなら早々と転職をしてしまったほうが良いこともあります。例えば、今回の薬剤師さんであれば、横浜市にある製薬企業で研究を行っているときに疑問をもち、臨床の道へ進むために川崎市の調剤薬局へ転職を決意されました。もし今の仕事に違和感を感じていらっしゃるのであれば、ファーネットキャリアまで相談ください。業種を問わず、その人に最適なアドバイスをさせて頂きます。

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