薬剤師の福利厚生 WELFARE

薬剤師が職場内の託児所を検討する際に注意すべき点

薬剤師が職場内の託児所を検討する際に注意すべき点のイメージ

幼い子供をもつ女性が働くためには、就業中は子供をどこかにあずけなければなりません。両親など個人的に信頼のおける預け先がある場合以外は、託児所や保育所といった施設に預けることになります。

ところが、託児所や保育所不足は深刻で多くの女性が子供を預ける先がなくて仕事から離れることを余儀なくされています。その状況は子供のいる女性薬剤師も例外ではありません。ただ、託児所や保育所を見つけさえすれば、希望通りのキャリア形成と育児とを両立できるのでしょうか。

職場に託児所があるとなると、非常に良い印象を受けるかもしれません。ただ、職場内に託児所がある状況にはメリットだけでなくデメリットも考慮しなければいけません。具体的にどのようなことに注意すべきなのかについて確認していきます。

【キャリア形成のために託児所つきの職場勤務を検討する】

たとえ、ラッキーにも預けられる託児所や保育所が見つかったとしても、職場外部の施設では「18:00までに迎えに行かなければいけない」など預かってもらえる時間が限定されることがほとんどです。

そうなると、迎えに行かなければならない時間までに勤務を終了しなければならないことになります。売り手市場で女性が多い職種である薬剤師ですら、子育てによる制約を理解し、さらには配慮してくれる職場は残念ながらあまり多くはありません。

例えば、上述したような子供を迎えに行かなければならない事情で薬局の営業終了時間が19:30と決められているとき、「自分の勤務終了時刻を17:00にしてください」と要望したとします。求人側としたら採用自体は検討するかもしれませんが、たとえ本人が正社員を希望していても、ほとんどのケースではパートか契約社員といった待遇を提示するでしょう。

ただ、もし入職先で託児所があれば、幼い子供のいる薬剤師は職場近くで働けます。また、職場の労働条件に配慮した施設で子供を預けることができます。しかし、職場内の託児所では前述の通りメリットとデメリットがあります。

【職場内の託児所を利用したときのメリットとデメリット】

まず、メリットとしては職場内に預けることによって、送り迎えの時間が短縮化されます。また、子供の急な体調不良にもすぐに駆けつけることができ、病院勤務であればその場で処置できることもあります。

さらに、託児所を用意している職場は子育てに理解があるといってもよく、子供の事情で急に休まなければならないといったような事態も許容してくれる可能性が高いです。

要は、職場内の託児所に子供を預けることで、日々の子育てに関係したことの多くを解決することがすることができ、同時に薬剤師としてのキャリアも積んでいくことができます。

ただし、職場内の託児所に子供を預けることには、デメリットもあります。

まず、病院の場合は宿直や遅番が多いママさん看護師を想定して託児所が設けられていることがあり、看護師の子供のみが預かりの対象となっていることがあります。これについては、求人への応募段階でチェックできます。

次に、外部の施設に比べてスペースが狭かったり、園庭などの設備がなかったりと施設が貧弱であることもあります。預かっている子供の数に比べて、保母さんの数が少ないといったこともあります。これらのことは応募時の職場見学で確認しましょう。

次に、職場内に託児所がある場合には、給与など他の待遇が悪くなるケースが多いです。待遇面を総合的に考えて応募する必要があります。

そして、職場内の託児所は当然ながら同じ職場の子供が預けられています。子供の言動から家庭の事情や子供の評価といったプライバシーにかかわる事柄が職場に知れわたる可能性があることも覚悟しなければなりません。

上述したほとんどのデメリットは応募時に確認して対策することがある程度可能です。ただ、プライバシーの漏洩に関することについての対策はなく、それについてはあらかじめ覚悟しておく必要があります。

このように職場内の託児所についてはメリットとデメリットもありますが、まずそれらを総合的に考えて自分や家庭においてなにが重要かを明確にしましょう。その上で効率的に職場の託児所情報について収拾・選択するには、どのような動きをすればいいでしょうか。

【転職エージェント(転職サイト)から情報提供を受け、効率的に選択する】

転職エージェント(転職サイト)は転職者とたくさん紹介していくなかで、それぞれの職場内の託児所情報も蓄積しています。そこで、転職エージェントから提供される託児所の特徴と自分の要望とを照らし合わせて、効率的に応募先を選択しましょう。

そして、必ず職場見学の際には実際に託児所を見学して設備や職員の数などを確認しましょう。その際、気になる点があった場合は同行している転職エージェントに切り出してくれて確認できます。

※弊社ファーネットキャリアは必ず面接時に同行しますが、転職サイトによっては面接への同行をしないケースがほとんどです。転職サイトによって性質がまったく異なるため、これについては事前に確認しておきましょう。

転職エージェントを活用することで、職場内の託児所の情報収集と応募先の選択、現場の確認がスムーズにでき、ミスマッチを防ぐことにつながります。託児所付きの職場を検討するときは、メリットだけでなくデメリットまでを考慮した上で検討するようにしてください。

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