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無資格者が調剤する薬局への入職回避法

無資格者が調剤する薬局への入職回避法のイメージ

薬剤師の転職理由は、人間関係や給与、勤務時間などの労働条件がおおいです。また、妊娠や出産、引越しなどで転職をするなど、新たな職場で就職する理由はその他の職種と同じな場合が大半です。

ただ、薬剤師の中には「調剤事務など無資格者による調剤行為が職場で横行していること」を転職理由にあげる場合もあります。この場合は転職者の自己都合というよりも、法令違反の状態をつくりだし、それを放置している雇用側に問題があるといえます。

では、なぜ無資格者による調剤行為が横行するのでしょうか。また、どのようにすればそうした法令違反をしている調剤薬局の求人を避けることができるのでしょうか。

【無資格者による調剤行為の横行とその原因】

平成27年6月に厚生労働省商品局総務課が「薬剤師以外の者による調剤行為事案の発生について」という通知を一般社団法人日本病院薬剤師会会長と各都道府県等の関係部署宛に出しました。

このような通知が監督官庁から出ること事態が、無資格者による調剤行為が蔓延している証拠でしょう。

そして、無資格者による調剤行為が行われる現場では、医療事故が起こった場合は当然ながら薬剤師に責任が及びます。そうした調剤薬局で働く薬剤師は不安におびえながら勤務し続けることになります。そのため、精神的な負担は相当のものです。

無資格者による調剤行為が横行するの原因のほとんどは、現場で働く薬剤師や医療事務といった労働者ではありません。人件費削減の推進し、薬剤師不足を放置している雇用側が無資格者による調剤の環境を作り出しているのです。

一旦そのような職場で勤務したら、自力で解決することは難しいです。いくら会社側に訴えても、利益追求を目的に法令違反を放置しているような薬局は改善策を真剣には考えないでしょう。

では、薬剤師がそのような職場に入職しないためにはなにができるでしょうか。

【無資格者調剤が横行する職場への入職をさけるには】

無資格者による調剤行為が日常的に行われている求人は避けるには、現場見学、面接の過程の中で得た情報を入念に分析し、問題のある職場かを見極めることがあります。

まず、応募の検討の段階では求人票や転職エージェント(求人サイト)からの求人案件の中で、勤務候補の「人員構成」「処方枚数」「処方科目」などの情報を分析します。ここから、処方せん処理量と現状の確認と適切なマンパワーで業務を行っているか確認するのです。要は、処方せんの量に対して薬剤師の数が適切かどうかを求人の段階から見極めます。

例えば「処方枚数のわりに薬剤師の人数が少ない」「薬剤師人数に比べて、それ以外の職員の人数が著しく多い」と現場の状況を把握することができます。前述した状況であれば、薬剤師の人員が不足し、無資格者による調剤行為が横行しているのではないかと推測することができます。

ただ、仮に求人案件の検討段階で無資格者による調剤行為が疑われても、その他の条件が魅力的で応募することがあります。その際は、面接などの場で事前に「業務量と薬剤師数のバランスがとれていない」といった疑問点を問合せるようにしましょう。

疑念に感じていることを個人で直接問い合わせるのは引け目を感じます。その場合であれば、転職エージェント(転職サイト)を通すと遠慮なく問い合わせることができます。そうすれば、少ない人数でどのように業務をこなしているかを確認できます。

次に、必ず現場見学を行いましょう。職場見学は面接前にセッティングをお願いするといいです。実際の職場でのオペレーションを観察して、事前の説明どおりかどうか確認します。その際、転職エージェント(転職サイト)の担当者が職場見学に同行してくれれば、改めて気になったことをその場で切り出して確認してくれます。

無資格者による調剤処理は法令違反です。そのような事実について、求人側(調剤薬局、病院など)からは開示することはありません。しかし薬剤師にとっては、事件や事故に巻き込まれる可能性のある重要な事柄です。そのため、自ら情報分析をして求人側に確認していく必要があります。

ただ、分析と確認は主体的に行うべきことですが、疑問点を求人側への問い合わせることについては、転職エージェント(転職サイト)が代わりに行ってくれます。自分の力だけで行うのではなく、転職サイトをうまく活用することで安心できる職場への入職につながります。

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