薬剤師転職での面接 INTERVIEW

薬剤師にとって職務経歴書の意義

薬剤師にとって職務経歴書の意義についてのイメージ

経歴書

1990年代の中盤以前、求人に応募する際に求められる書類としては、写真貼付の「履歴書」のみというのが主流でした。履歴書は応募者の住所や年齢、過去の就業先など基本的な事柄を確認するのが目的でした。

ただ、これでは履歴書から応募者のことについて読み取れる情報が少ないため、実際に採用するかどうかの選考は面接に偏重しました。面接で応募者の「能力や技能」「人柄」「志望動機」といったことを確認していたのです。

ただ、それでは効率が悪いため、職務経歴書などが用いられるようになりました。これは、薬剤師の転職でも重要となります。しかし、職務経歴書の目的や意義などが分からない人も多いため、なぜ薬剤師にとって職務経歴書が重要なのかについて解説していきます。

【厳格な書類審査と職務経歴書作成の必要性】

1990年代の中盤以降は転職者の増加や求人サイドの「厳選採用」といった事情から、面接前の厳密な書類審査によって候補者を絞る傾向が強くなりました。

そこで、中途採用者(転職)の採用選考において応募時に従来の履歴書の他に、「職務経歴書」の提出を要求するようになりました。

従来の履歴書は応募者の「生年月日」「住所」「学歴」「所属した組織名」といった基本的な属性を記載したものでしかありません。そこには応募者が過去にどのような職責を担ってきたのかは記述されていません。

それに対して、職務経歴書は応募者がこれまで担ってきた具体的な職責を記載することが求めらます。求人側はそれを確認することによって、求職者が入社後に必要な技能を備わっているかを判定するのです。そして、それをクリアした応募者のみが面接に進めるのです。

【薬剤師の転職活動における職務経歴書の利用】

薬剤師の転職においても、応募すれば無条件で面接とはいきません。たとえ転職エージェント(転職サイト)を利用したとしても、転職するためにはそれまでの職務(薬剤師などの職務経験)を説明しなければなりません。

そして、実際に応募する際には求人側(薬局、病院など)に職務経歴書を提示して、それまでの職務経歴を確認してもらうことになります。

ただし、薬剤師の職務経歴書は「所属した勤務先とそれまでの役職」を記載した程度の簡潔なものが多いです。不足しがちな薬剤師確保という事情から、薬局や病院などの求人側はその程度の簡単な情報で書類審査を行ってしまいがちです。

しかしながら、職務経歴書は転職のときだけに必要なものではありません。そのため、たとえ直近で転職活動をする予定がなくとも、「職務経歴書」は年に1回は定期的にアップデートすべきです。

そうすることで、「現状のキャリアがどういったものであるか」を確認できますし、「将来どのような方向でキャリア形成しくべきか」を整理することができるからです。

それでは、職務経歴書はどういう意義があるのでしょうか。

【薬剤師のキャリア形成と職務経歴書】

薬剤師にとって職務経歴書は自己分析のためのツールです。

職務経歴書を作成するなかで、「これまでの具体的な業務内容と成果」「身についた技能」「今後の方向性(やりたいこと)」「習得すべき技能」などを整理し、把握することができます。

転職活動のタイミングで急いで職務経歴書を作成したとしても、自己分析が不足しがちになります。それは、現状のキャリアの把握と将来のキャリア形成を妨げるだけではありません。実際に転職するときに就職先とのミスマッチを起こすなど、転職の失敗ににつながります。

たとえ転職せず同じ組織に留まったとしても、多くの薬剤師が組織の中で「自分がどのようなキャリア形成をすべきか」を考えます。このとき、将来のキャリア形成の構想ができてないと、「自分が将来なりたい姿」になれない可能性が高くなります。

一方で常に職務経歴書を見つめなおせば、キャリアに関して現状と将来像を正確に把握し、そのために何をすべきかということが見えてきます。

例えば、調剤薬局チェーン勤務の薬剤師の中には、薬局勤務を経て「エリアマネージャーや若手薬剤師の教育研修といった統括的な業務を担いたい」と考える人がいるかもしれません。

このようなとき、自分の想いを実現させるためには、どのような技能が必要かを分析しなければなりません。

また、望ましいと考えているポジションにつくためには、人事査定が行われるタイミングなどで適切にアピールする必要があります。

そういう意味では、定期的に職務経歴書を見直すことが結果的に自己分析になります。

また、職務経歴書によって自己分析をしっかりと行っている薬剤師であれば、転職するときであっても「独立のため、経営を学べる調剤薬局で勤務したい」「子育てを重視したいため、時短勤務可能な職場を希望する」など、希望が具体的になります。

こうした自分の将来を考えながら、薬剤師としてのキャリアを積むという意味で職務経歴書は大きな意味があります。転職時に急いで職務経歴書を作成するのではなく、いまから準備しておくと薬剤師としてのキャリア形成が一段と明確になります。

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