夏の疲れが出る9月!精神的疲労にも要注意
暑い日々が続き、夏の疲れが出てくる頃です。4月からの緊張感も和らいできたこの時期、気を付けなければならないのは「心身の不調」です
自身のストレス状態をチェック
ストレスがかかり過ぎていると、朝起きにくくなる、日中眠い、夜なかなか寝付けないなど、生活上支障が出てきます。周りが気づいてくれることもありますが、自分自身で、いつもと何かが違う、倦怠感がひどい、寝不足が続いているなど、気付けるポイントもあります。
それに気付かず無理を重ねていくと、悪化していくことが多いため、改めて自身の健康状態をチェックしてみることが大切です。
対策は「早期に相談すること」
仕事のことで精神面に負荷がかかり始めている場合は、まず上長に相談することが大切です。放置することで悪化したり、うつ状態になってしまっては元も子もありません。
気軽に相談できる方へ話すことも良いですが、気軽に相談できる分「甘えている」「気にすることない」「大丈夫だ」と励まされた場合は、気付かないうちに余計にしんどくなることがあります。
相手に関わらず、相談したことで気分が晴れて今後の改善につながることが大切です。
どうしても気分が優れない、調子が戻らない場合
仕事のストレスがかかり過ぎて、なかなか眠れない、相談しても改善しない、食欲の増減があったりお腹の調子が悪いなど、明らかに身体に不調が生じてきた場合は、今の職場・業務が自分に合っているのか一度検討することも必要だと思います。
環境を変えること(転職すること)で改善することも多いですし、辛い場所から離れることが決して悪いことではありません。
体調がある一定の状態まで酷くなる、いくら相談しても全く対応してもらえない、ハラスメントが常に横行しているなど、こういった状態になれば環境を変えるという自身の基準を作っておくことも必要です。
環境を変えること(転職すること)においての注意事項
環境を変えると考えた際、思い付きで行動するのではなく、自分は何がしたいのか、何が原因で環境を変える考えに至ったのか、よく検討する必要があります。ただ今の職場が嫌だから、待遇に不満がある、人間関係が上手くいかないなどであれば、環境を変えたところで同じ状況になる可能性があります。
また転職活動では、どの法人からも必要な人材かどうか必ずチェックされます。どのようなスキルがあるのか、今までどれほど業務に熱心だったか、会社にどのように貢献してもらえるかなど、少ない時間で見定めるために、さまざまな質問をされます。本コラムでこれまで勉強の重要性、環境に適応すること、将来設計などを記載しているのは、こうしたときの武器を持ってもらいたいからです。今は転職等考えていなくても、コツコツと自身のスキルやアピールポイントを蓄積していきましょう。
やってはいけないこと
面接の際、現職の不満を話したい気持ちは分かります。ただ現職を批判することで、それを聞いた面接官はどう感じるでしょうか。採用しても同じように、会社やスタッフの愚痴をこぼすのではないか、と思うはずです。
例えば待遇面について。給料が低い、休みが少ない、といったこともマイナスイメージにつながります。希望に見合った会社での貢献度がある、休暇を与えることで会社のメリットにつながることがあれば良いかもしれませんが、ただお金がたくさんほしい、休みたいだけであれば、採用したいという気持ちには至りにくいものです。目的が自己中心的であれば、面接官は良い印象を持ちません。
明確な理由と目的を持つ
前述のように、自己中心的な考えで環境を変えることは、あまり良い判断ではありません。人生設計を行ったうえで、何歳までにどうなっていたいか、そのためには何が必要か、それを達成するにはどのような環境が必要かなど、じっくりと考え、それをきちんと説明できるようにすることが大切です。
無理だと言われても問題ありません。自身で決めた設計図ですので、目標に自信を持つことが大切です。明らかに飛躍していたり、不安があれば、周りの人や転職エージェントに相談し、アドバイスをもらって参考にしましょう。
今までになかった業務が出てきたり、常に新しいツールが開発されています。それに順応すること、それを活用すること、そこから新しいことを考えながら、自身の設計図も変更していくと良いと思います。ストレスを極力減らして、自身の設計図を描きやすい環境を見つけることが大切です。
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