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薬剤師が転職時期を考え、理想の求人を探す方法

薬剤師が転職時期を考え、理想の求人を探す方法のイメージ

薬剤師は資格職であるため、一般的な職種と比べて転職しやすい職業です。特に調剤薬局であれば、よほどリクエストが難しくない限りは、1年を通していつでも転職することができます。

しかし、そんな薬剤師転職においても転職に有利な時期と不利な時期があるのです。転職時期を誤ったために転職に失敗した薬剤師さんもいらっしゃいます。そんな状況に陥らないために、今回は薬剤師が意識したい転職時期についてまとめていこうと思います。

【求人案件数から転職時期を考える】

薬剤師の求人案件は年間を通じて集めることは可能ですが、求人数が多い時期は1〜3月です。理由としては、新卒薬剤師に限らず年度始めである4月の転職を見据えている方が多いためです。また、12月のボーナスをもらって少し落ち着いたタイミングで転職を考える方も多くいらっしゃいます。

さらに、現在の職場に不満がある、ステップアップしたいという薬剤師が退職しても、新卒採用を始めとした人員補充が容易であるため、企業側も退職に応じやすいのも理由の一つです。

そういった理由から、エリアを問わず求人案件が見つかりやすい時期なので、転職を考える方は年始くらいのタイミングで求人情報を集めていくと良いでしょう。

ただ、求人案件が多ければ、当然転職者の数も多いため、良い求人案件にはたくさんの応募があります。基本的には採用枠が埋まり次第終了なので、どんなに魅力的な人材であっても時期が遅くなってしまうと採用されることはありません。

また、中途入社の薬剤師は強気の雇用条件でも通る可能性が高いと知っている方が多いため、企業が新入社員を優先的に採用することも珍しくありません。繰り返しになりますが、より良い転職を希望される方は早く動くことをおすすめします。

【ボーナス支給を見据えて転職時期を考える】

一般的なボーナス支給時期は7月と12月なので、その後に転職を考える薬剤師も非常に多いです。その時期を跨ぐか跨がないかで数十万円、多い方だと百万円を超える所得の差が出るので当然ですね。

ただ、ボーナスの支給基準が厳格に決められている企業も多く、退職予定者へは支給しないという法人も珍しくありません。退職をほのめかしてしまったためにボーナスがもらえなかった……などということにならないように、事前に基準を確認しておきましょう。

もし、退職者への支給がない場合、少し度胸がいるかもしれませんが、支給後に退職の申し入れをするようにしましょう。

基本的にボーナスは算定期間に働いてきたという実績に対して支払われることが多いので、もらって当然なのですが、少し後ろめたい気持ちになってしまう薬剤師さんが多いようです。

個人経営の薬局などはボーナスに関する細かな規則がないことも多く、経営者と直接交渉をしないといけないことがあります。

オーナーがすんなりと交渉に応じてくれない場合は、非常に大きなストレスが発生する可能性が高いため、ボーナスを諦めるという方も多いです。ただ、何も言わないともらえないことが多いので、一度は話をしてみると良いでしょう。

【会社に迷惑をかけないような転職時期を考える】

法律では辞表をだしてから、2週間で退職することが可能となっていますが、実際にしようとするとストレスがかかることが多いです。

業務の引継ぎや替わりの人材の確保などの目途が付かない段階で辞められると、会社側からすると非常に困ります。そのため、退職しても大丈夫な状態になるまで在職してほしいと引き留められる可能性が高いでしょう。

それを振り切って2週間で辞めるとなると、会社側とのトラブルは避けられないですし、辞めた後も「不義理をしてしまった」という罪悪感に苛まれて、気持ちよく再スタートを切れない可能性もあります。そのため、少し余裕をもって離職する3ヶ月くらい前には退職の意思を伝えておくと良いでしょう。

強く引き留められてしまって退職時期がずれ込んだ結果、内定を取り消されてしまったというケースもあります。退職するときは会社に迷惑をかけないように配慮することも大切ですが、こちらの希望をはっきりと主張することも重要になります。

お世話になったという気持ちから、引き留めを振り切るのは難しいと感じる方も多いですが、流されてしまって転職に失敗しては元も子もありません。

【年齢から転職時期を考える】

これまでたくさんの薬剤師さんの転職をサポートしてきましたが、70歳を超える薬剤師さんが採用されたこともあります。しかし、面接まで進んだ薬局がひとつしかなかったため、給与や勤務時間といった希望条件すべてを満たすことはできませんでした。

年齢を問わず転職することは可能ですが、有利な条件を引き出しやすいのは40歳くらいまででしょう。まだ1年目の薬剤師であっても癖がなく、これから鍛えていけば良いと好意的に受け取ってくれる企業もあります。30歳以下の薬剤師であれば即戦力として期待してくれる企業が多いため、一番求人数が多いように感じます。

さらに、この年齢層は病院から調剤薬局、MRから病院といった業種を変えてもチャレンジすることができることも求人数が多い理由のひとつです。

30歳を超えてくると管理薬剤師、マネージャーといったポジションでの採用を考える企業も多く、会社の中心的な存在として好待遇で受け入れてくれる可能性が高まります。

年を重ねてから後悔しないように自分のキャリアをしっかりと見つめ、転職する場合はタイミングを逃さないように注意しましょう。

【最後に】

薬剤師が注意したい転職時期についてまとめてきましたが、転職はタイミングが本当に重要です。焦って転職してしまった結果、環境が悪くなってしまうこともありますし、他にもっと良い求人があるかもしれないと保留していたら求人がなくなってしまうというケースも多々あります。

基本的に3ヶ月~半年くらいを目途にじっくりと転職活動を行うことをおすすめしていますが、現在の職場環境が劣悪すぎる場合は、すぐにでも転職をしたほうが良いです。

どのタイミングで転職するかは最終的には、薬剤師さん本人の判断に委ねられるのですが、これまで多くの薬剤師さんをサポートさせて頂いた経験からアドバイスをさせて頂くことは可能です。

自分の成績のために転職を急かすような転職エージェントも多いので、転職を検討されていらっしゃる薬剤師さんは、担当者が信頼に足る人物かどうかしっかりと見極めましょう。それが転職成功への第一歩です。

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