コーディネーターレポート REPORT

島根県SHIMANE

病気療養明けのブランク薬剤師の復職支援で鳥取市の薬局を紹介

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薬剤師は女性が多い職場なので、結婚・出産といったタイミングで病院から時間の自由がききやすい薬局へ転職するケースも多いです。また薬局のほうが高給であることが多いため、家庭の事情で薬局へ転職される薬剤師さんもいらっしゃいます。

弊社ファーネットキャリアは薬剤師専門の転職エージェント(転職サイト)です。そのため、病院から薬局へ転職を希望する薬剤師さんの転職サポートさせてもらうことがよくあります。

たとえば以前に、島根県松江市にお住まいの40代男性薬剤師さんから相談を頂いたことがあります。過去に年収や休日など待遇面を重視して、病院から薬局へ転職されましたが、仕事のやりがいを感じることができなかったそうです。そこで新しいステップとして、在宅医療に特化した調剤薬局へ転職サポートをさせて頂きました。

総合病院で調剤業務を担当

この薬剤師さんは広島県の薬科大学を卒業してから、地元である島根県松江市に戻って総合病院で勤務を始めました。100%院内処方している病院で、院内薬局に配属されたため、調剤以外の業務を行うことができなかったそうです。

病棟業務で入院患者さんと関わりたいという気持ちが強かったため、1年勤務したタイミングで松江市内にある別の総合病院に転職したと話してくださいました。

念願の病棟業務を担当するも……

新しく就職した病院では、希望していた病棟業務を担当することができたため、前向きに仕事に取り組むことができていました。ただ、2人いた上司同士の仕事の方向性が異なっていたため、指示に一貫性がなく、それが業務に大きく影響していたそうです。

うまく立ち回りながら勤務を続けていらっしゃいましたが、1年勤務したころに前職の上司から「(以前勤めていた病院に)戻らないか」と声を掛けられました。

詳しく話を聞いてみると、新卒入社した病院が増床して2倍以上の病床数になるため、病棟業務を担当する薬剤師も増員することが決まったとのことでした。薬剤師さんも現職の人間関係にうんざりしていたため、渡りに船と前職への復帰を決めたと話してくださいました。

前職に戻られてからは特にトラブルもなく順調に勤務することができました。プライベートでも良いご縁があり、結婚されて2人の子宝にも恵まれました。

より一層仕事に励まれ、がん治療やNST領域で知識・キャリアを積んでいらっしゃいました。また学生の実務実習受け入れなど後進の採用・育成にも積極的に取り組んだそうです。

ただ、子供の教育費や住宅ローンの返済など将来のことを考えると収入アップが必要だと感じていました。また、当直や休日出勤が多かったため、家族と過ごす時間を十分にとることができませんでした。そのため、10年勤めた病院から退職することを決めたそうです。

家庭を優先して調剤薬局へ転職

薬剤師専門の転職サイトの求人を頼りに、年収アップと休日の確保ができる調剤薬局へ転職されました。調剤は新入社員のときに少し経験があった程度なので、一からしっかりと教えてもらったそうです。そのため、薬局の仕事にもすぐに慣れられ、大抵のことは1人で対応できるようになりました。

家庭の時間もしっかりと確保できたため、非常に満足されていらっしゃったそうです。ただ、勤務していた店舗が総合病院の門前にあったため、機械のように処方せんを処理するような対応しかできない環境にやりがいを見出すことができずにいました。

そんな折に、薬剤師向けの在宅医療に関するセミナーの広告が目に入り、興味本位で参加されたそうです。これまでも在宅医療という言葉は耳にしていたのですが、特に気に留めていませんでした。

しかし、セミナーに参加してみると、島根県は高齢者の割合が高く、在宅医療では病院で培ったがん治療の知識が役立つということを知り、「この分野ならやりがいをもって働ける」と感じたと話してくださいました。そして、すぐに2年勤めた薬局を退職することを決められ、弊社ファーネットキャリアへ求人の問い合わせをくださったそうです。

転職活動開始

今後の転職活動の方向性を決めるために、薬剤師さんが休みの日に時間を頂いて面談をしました。島根県松江市にあるご自宅近くのカフェで1時間ほどヒアリングをした結果、以下のような点を押さえて求人を探すことになりました。

  • ・島根県松江市のご自宅から通える調剤薬局
  • ・在宅医療を積極的に行っていること
  • ・年収630万円を可能な限り維持できること

この薬剤師さんの面談報告書を添えて、求人リサーチ専門の部署に依頼をしました。ただ、一口に在宅医療といっても対象となる患者さんや規模、実際に行っている業務内容は千差万別でした。そこで、求人リサーチの際に、「在宅医療の現場を見学できるかどうか」を併せて確認してもらいました。

最終的に以下の2つの薬局から求人を頂くことができました。

  • ①在宅医療専門店舗がある島根県の中規模薬局
  • ②在宅医療に早くから取り組んでいた松江市の小規模薬局

薬剤師さんに確認してもらうと、両方の薬局で面接を希望されたので面接日程の調整を行いました。

面接当日は私も同行させて頂いたのですが、現場見学は遠慮させて頂きました。在宅医療は患者さんのプライベートな空間に入るため、大勢で伺うと迷惑なる可能性があったためです。

面接と現場見学を終えた薬剤師さんと合流して、薬局の印象を伺うと「どちらの薬局も非常に魅力的でした。しかし、②の薬局はHPN(在宅中心静脈療法)にも対応できるように無菌調剤室が設置されており、実際の現場での患者さんとのやり取りにも卓越したものを感じました。②の薬局で頑張りたいです」と話してくださいました。

後日、薬局から雇用条件通知書(詳細な雇用条件を記載した書類)が届いたため、薬剤師さんに確認してもらい、正式に②の薬局へ入社することが決まりました。

入職して3ヶ月が経過したころにお電話で近況を伺ってみると「まだまだ修行中なので、毎日大変です。しかし、やりがいをもって仕事に臨むことができているので、とても幸せです」と話してくださいました。

病院から薬局へ転職した薬剤師さんのうち、業務内容の違いに馴染むことができないという薬剤師さんは非常に多いです。ただ、少し視点を変えるだけでやりがいが見つかったというケースや、店舗を変えたら解決したという話もよく聞きます。

しかし、どうしても馴染むことができないという薬剤師さんがいらっしゃいましたら、ファーネットキャリアまでご相談ください。薬剤師さんひとりひとりと、しっかりお向き合い、問題解決に向けて可能な限りサポートさせて頂きます。

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