コーディネーターレポート REPORT

福井県FUKUI

ハラスメントに悩む薬剤師に福井市の仕事に集中できる調剤薬局を紹介

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薬剤師は女性の割合が高いので、男性薬剤師が肩身の狭い思いをしているという話を聞くことが多いのです。ただ、自分の立場を利用した上司からのハラスメントや、同僚からの嫌がらせを受けているという話も非常に多く、それをきっかけに転職相談にいらっしゃる薬剤師さんが後を絶ちません。

ハラスメントをしている側が「ハラスメントをしている」という自覚がないケースも珍しくないので、根本的な解決が難しいことが多いです。例えば以前に、福井県福井市にお住まいの20代の女性薬剤師さんから相談を頂いたことがあります。

熱い想いを持って新卒入社した福井市の調剤薬局でしたが、さまざまなハラスメントにさらされたため退職されたそうです。そこで、新しいステップとして同じ福井市内の調剤薬局を紹介させて頂きました。

在宅医療に携われる薬局へ新卒入社

この薬剤師さんは高校卒業と同時に地元福井県を離れ、北陸の薬科大学へ進学されました。大学卒業後は福井県に戻ることを決めていたため、福井県に店舗展開する地元の薬局チェーンに新卒入社されたそうです。

在学中から「在宅医療に積極的に関わりたい」という気持ちが強かったため、それを実現できる環境だったことも入社の決め手になったと話してくださいました。入社後は基本的な外来調剤と並行して、先輩社員に同行しながら施設への在宅業務のスキルも磨いていったそうです。

ただ、指導担当として就いていた先輩薬剤師から、指導の際に「バカ」「アホ」など侮辱するような言葉を浴びせられることに嫌悪感を抱いていました。また何か失敗すると店舗中に響き渡るような怒号を浴びせられることも多かったそうですが、「自身の成長のため」と言い聞かせ、なんとか耐えていらっしゃいました。

しかし、先輩社員からのパワハラだけでなく、会社の飲み会の際には、社長が腰に手を回してきたり、手を握ってきたりといったセクハラ行為も受けるようになりました。さらに、この薬剤師さんはアルコールを受け付けない体質にも関わらず、飲酒を強要されたことで、我慢の限界を感じたと話してくださいました。

まだ入社して9か月しか経っておらず、かなり悩まれたそうですが「ここは自身を高められる環境ではない」と退職を決意されて、弊社ファーネットキャリアへ相談を頂きました。

薬剤師として成長できる環境を求めて転職活動開始

弊社ファーネットキャリアでは薬剤師さんの希望をヒアリングするために、はじめにお近くまで伺って面談を行います。薬剤師さんに都合のよい日程を伺うと、平日は夜遅くまで仕事をしていらっしゃることが多いとのことでしたので、お休みの日に福井県福井市のカフェで待ち合わせをして、現状とご希望をヒアリングさせて頂きました。

話してみると非常に明るく人懐っこい性格の薬剤師さんで、現場スタッフさんだけでなく、患者さんにも愛されるお人柄を持っていると感じたことを覚えています。

職場内で受けているさまざまなハラスメントの現状と、今後の薬剤師としてのビジョンをしっかりとヒアリングして、最終的に以下のような希望に沿って求人を探すことになりました。

  • ・福井市の実家から公共機関で1時間圏内
  • ・在宅医療に力を入れている環境で、自身もそこに携われること
  • ・現在の年収450万を可能な限り維持できること
  • ・認定薬剤師などの資格取得支援があるほうが良い

薬剤師としての経験は少ないですが、「薬剤師として前向きに仕事をしたい」という熱い想いを持った若い薬剤師さんだったので、非常に多くの薬局から面接希望との返事を頂きました。

ただ、一口に「在宅医療をしている」といっても、規模や行っている業務内容は多岐にわたっていました。頂いた求人内容をしっかりと精査した結果、以下の3つの求人がこの薬剤師さんのご希望に添える可能性がある求人でした。

  • ①全国展開してい大手調剤薬局チェーン
  • ②関西を中心に店舗展開している調剤薬局チェーン
  • ③京都に本社を構える地元薬局チェーン

薬剤師さんに提案すると、「③の薬局は知り合いがいるので保留させてください。①と②の薬局は話を聞いてみたいです」と返事を頂きました。すぐに面接の日程を調整して、面接当日は薬剤師さんに同行させて頂きました。

在宅業務を希望される薬剤師さんの面接に伺う場合は、実際の在宅業務の現場を見学させて頂けないか相談させて頂きます。しかし、今回はスケジュールの調整がうまくいかなかったため断念しました。

その代わりに在宅医療を行っている薬剤師さんから詳しい説明をして頂き、現場の写真なども見せてもらいました。薬剤師さんも真剣に話を聞きながら、自分が働いているイメージを膨らませていらっしゃるように感じました。

面接と店舗見学を終えた後に、薬剤師さんに2つの薬局の印象を伺うと、「②の薬局のほうが在宅業務の幅が広いように感じました。覚えることも多くて大変だと思いますが、薬剤師として成長できる環境が整っていて魅力的だったので②の薬局に入社させて頂きます」とのことでした。

後日、②の薬局から届いた雇用条件通知書(詳細な雇用条件を記載した書類)を薬剤師さんに確認してもらい、正式に入社することが決まりました。

新しい職場での勤務が始まって3ヶ月が経った頃に、アフターフォローの連絡をすると、「前職のようなことが無いかドキドキしていたのですが、いい雰囲気で薬剤師の業務に集中することができてます。良い職場を紹介してくださってありがとうございました」と充実していらっしゃる様子でした。

今回のケースのように、パワハラ、セクハラといったハラスメントを受けたことが原因で転職する薬剤師さんが増えています。ただ、ハラスメントは受け取る側がハラスメントと感じればハラスメントになります。そのため、薬剤師さんの話を客観的に聞き、受け取る薬剤師さん側にも問題があると感じることもあります。

そういうケースのでは、転職したとしても同じことが繰り返される可能性が高いため、率直に感じたことをアドバイスさせて戴くこともあります。

しかし、ハラスメントを我慢しすぎたために、体調を崩してしまうような場合もあるため、1人で悩まずに誰かに相談することが大切です。もし、ハラスメントでお悩みの薬剤師さんがいらっしゃいましたら、弊社ファーネットキャリアまでご相談ください。薬剤師さんにとって最適な選択ができるように全力でサポートいたします。

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