コーディネーターレポート REPORT

石川県ISHIKAWA

パワハラ上司のいる職場から石川県金沢市の病院へ転職サポート

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弊社ファーネットキャリアは薬剤師専門の転職エージェントでさまざまな悩みを抱える薬剤師さんから相談を頂きます。その中でも一番多いが人間関係に関する相談です。「上司からのパワハラ」「同僚からのいじめ」といった内部の人間関係だけでなく「患者さんから暴言を吐かれる」など外部とのトラブルもあります。

病院や薬局など「同じ空間」で「同じメンバー」と仕事をしないといけないため、一度人間関係がこじれると修復が難しいことが多いです。さらに人間関係が悪化することで仕事が滞りますし、相手が上司の場合は自分のキャリアに影響がでることもあります。

以前に石川県金沢市にお住まいの20代男性薬剤師さんから、職場の人間関係を理由に転職を考えているという相談を頂いたことがあります。勤務している病院の上司との関係が悪く、理不尽な扱いを受けていたため、石川県内の腎臓に強い循環器系の病院への転職をサポートさせてもらいました。

地元石川県の総合病院で勤務開始

この薬剤師さんは愛知県の薬科大学を卒業後に地元である石川県金沢市にある総合病院で勤務を始めました。「地元の人に貢献できる身近な薬剤師になる」という目標をもって社会人生活をスタートしたと話してくださいました。

また、在学中に身内が腎臓病を患った経験から循環器科に深い関心をもっていらっしゃいました。将来は腎臓病の専門薬剤師・認定薬剤師資格を取得して、腎臓病に悩む人を助けたいというキャリアプランを描いていたそうです。

2ヶ月にわたる新入社員研修を終えると、調剤部へ配属になりました。調剤部には同期社員が4名いたのでお互いに刺激し合いながら仕事に励み、終業が遅くなることも苦にならなかったそうです。

本配属になってから半年が経過すると、仕事に慣れて効率的に進めることができるようになっていました。しかし、この薬剤師さんは複数のことを同時に行うのが苦手だったので、忙しい時間帯になるとミスをしてしまうことがありました。

同じミスはしないように家に帰ってからも振り返りを行い、反省ノートを作成していたのですが、忙しくなるとどうしても「うっかりミス」を起こしてしまっていたそうです。

ミスをすると当然上司から注意を受けるのですが、最初は優しかった口調が次第に強くなっていきました。1時間以上にわたって怒鳴られることも珍しくなかったようです。

ただ、次第にミスは減り上司から注意を受けることは少なくなったのですが、その上司から目をつけられてしまいました。一人だけ重い荷物を運ばされたり、挨拶をしても上司から無視されたりといった嫌がらせをされるようになり、仕事に行くのが嫌になっていたそうです。しかし、仲の良い同期社員がいたので、うまくストレスを発散しながら仕事を続けることができたと話してくれました。

製剤部へ配置転換

入社してから2年が経つと製剤部へと配置転換があり、嫌な上司と一緒に仕事をしなくてよくなり、人間関係で悩むことはなく前向きに仕事ができるようになりました。しかし、同僚が「不穏な噂を耳にした」と話しかけてきました。内容を聞いてみると、調剤部にいたときの上司が「自分が病院で働いている間は(この薬剤師さんを)調剤室には入れさせない」と周囲に話しているというのです。

製剤部の上司に確認をすると「たしかにそういう話をしているのを聞いたことはあるけど、彼にそんな権限はないし気にしなくてもいい」とのことで安心したそうです。

しかし、家に帰って冷静に考えると、本当に調剤部へ配置転換がない場合、調剤が学べず薬剤師としての可能性が狭まってしまうことになります。また仮に調剤部へ配属になったとしても以前よりもひどい嫌がらせをされることは目に見えていました。どちらにしても将来に不安・リスクがあると感じたので、転職情報を集めるために弊社ファーネットキャリアに問い合わせをしたそうです。

転職活動スタート

仕事終わりの時間に勤務している石川県金沢市の病院の近くにあるカフェで、薬剤師さんが置かれている状況と今後のキャリアプランについてヒアリングを行いました。

まだ転職することを決めていたわけではなかったので、定期的に希望に沿った求人案件を提案し、気になるものがあれば段階的に時間をかけて店舗見学・面接を進めていくことになりました。求人案件のリサーチ専門の部署に面談報告書を渡して、以下のような条件に当てはまる求人を探してもらいました。

  • ・石川県石川市の実家から1時間以内で車通勤できること
  • ・病院のほうが望ましいが調剤薬局でも検討可能
  • ・透析など循環器科の症例を経験できること

今回、調剤薬局も視野に入れて転職活動をスタートしましたが、これまで働いてきた病院とは違い薬局は未経験なので不安を口にしていました。そこで、調剤薬局の求人は「OJTとして店舗で研修が受けられる求人」を探すのはどうかという提案をすると、薬剤師さんも納得していらっしゃる様子でした。

見つかった求人案件はすぐに薬剤師さんに渡していたのですが、病院数も限られていたので、なかなか「店舗見学に行ってみたい」と思える求人は見つかりませんでした。

しかし、面談をしてから半年が経過したころに、同じ金沢市にある総合病院から薬剤師急募の連絡がありました。その病院は薬剤師さんの希望にぴったりなのですが、私たちから求人リサーチの電話をしたときは人員が充足していたので諦めていた病院でした。

すぐに薬剤師さんに連絡して求人内容を確認してもらうと、「この病院なら見学に行ってみたいです」と返事をもらうことができました。ただ、この薬剤師さんは平日の休みがなかなか取れないため病院見学の日程がなかなか決められませんでした。

なんとか平日の休みを取ってもらい病院見学の日程がきまったのですが、仮に見学が終わった後に別日で面接も受けることになると、また日程調整に時間がかかることが容易に想像できました。

そこで病院見学の日に面接も受けてしまうことを薬剤師さんに提案しました。薬剤師さんは「面接を受けて合格すると入社しないといけない」と考えていたので、私は「もし合格したとしても入職するかどうかは自由に選ぶことができる」と伝えて、面接を受けることを承諾してくれました。面接当日は私も同行させてもらいましたが、とてもいい雰囲気で特に問題なく終えることができました。

面接を終えて薬剤師さんに話を聞いてみると、「実はこの病院、父が腎臓病を患ったときに腎臓疾患に強いお医者さんがいるからという理由で受診した病院です。そのため、大学卒業時に一番入りたかった病院でした。しかし、そのときは募集を行ってなかったので諦めていました。今日、見学してみて改めていい病院だと感じたので、こちらの病院で再スタートしたいです」と笑顔で話してくれました。

新しい病院に転職して3ヶ月が経ったころに電話で近況を伺うと、「まだまだ入ったばかりで慣れないことも多いです。ただ、父を診察してくれたお医者さんがまだ勤務していて一緒に仕事ができてとても嬉しいです」と話してくださいました。

薬剤師さんの転職理由で最も多いのが「人間関係のもつれ」です。人間同士のことなので「こうすれば解決する」という決まった方法はありません。また仕事ができる人もできない人も一様にトラブルに巻き込まれる可能性があります。

人間関係のトラブルは程度が軽いものならば「どこに行ってもあること」と割り切ってしまう方が良いと思いますが、ひどい場合は体調を崩して一生その症状と付き合っていかないといけなくなる可能性もあります。もし、職場の人間関係でお悩みの薬剤師さんがいらっしゃいましたら、弊社ファーネットキャリアまで問い合わせください。

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